2016.04.21

| ラズパイで実験

最初に行った方がいい設定


無事にインストールが完了したところで、最低行っておいた方がいい設定をご紹介します。
用途によっては必要無いかもしれませんが、日本語対応はやっておきましょう。

※ここからはインターネットへの接続が伴いますので、LANケーブルを接続しておいて下さい。
ネットワーク上にDHCPサーバが設定されている前提です。 

1.Raspberry Pi Configurationの設定

デフォルトのままでは、いちいちXwindowが表示されるので煩わしい。
(メモリも余計に消費してしまう)
なので、起動後はコマンドラインになるようにする。

Raspberry Pi Configurationを開く Install2_000

Bootを「To Desktop」から「CLI」に変更(コマンドラインをメインで使用する) Install2_001

2.コンソールの日本語表示対応

フォントのインストール

$ sudo apt-get install ttf-kochi-gothic xfonts-intl-japanese xfonts-intl-japanese-big xfonts-kaname

インストール中の表示が「■■■・・・」と表示される場合があるが、気にしない。
そのまま突き進む。


日本語入力ツールのインストール

$ sudo apt-get install uim uim-anthy

「■■■・・・?[Y/n]」と表示が出たらYを入力し、Enter。


日本語コンソールのインストール

$ sudo apt-get install jfbterm

「■■■・・・?[Y/n]」と表示が出たらYを入力し、Enter。


コンソールを日本語表示にするには下記コマンドを実行 ※再起動のたびに必要

$ jfbterm

3.ラズパイのコンフィグレーションを行う

$ sudo raspi-config

5 International location Options を選択 Install2_010

I2 Change Timezone を選択 Install2_012

アジア を選択 Install2_013

Tokyo を選択 Install2_014

Finish で終了 Install2_015

4.パッケージを最新にする

インストールイメージ以降にパッチやらなんやらのアップデートを適用する為に、
まずはパッケージリストの更新

$ sudo apt-get update

次にパッケージの更新(アップグレード)

$ sudo apt-get upgrade

続行しますか?[Y/n]と聞かれたらYを入力してEnter。

結構時間がかかります。今のうちにトイレ、コーヒーを済ませおいて下さい。

5.終わりに

これだけやっておけば、とりあえず実験ができそうです。コンフィグレーションなんかは
必要に応じて随時設定を行う必要が出てきますので慣れましょう。
ちなみに、どうしてもデスクトップで操作したい場合は、以下のコマンドで可能です。

$ sudo startx
  

RaspberryPi2なら何とか動きますが、初代バージョンでは遅くて使えません。
最近発売されたRaspberryPi3では、パワーアップされていますので、快適に使うことが出来ます。これから買われる方はぜひ「RaspberryPi3」をお勧めします。

次回はラズパイ3を紹介しようと思います。