
無事にインストールが完了したところで、最低行っておいた方がいい設定をご紹介します。
用途によっては必要無いかもしれませんが、日本語対応はやっておきましょう。
※ここからはインターネットへの接続が伴いますので、LANケーブルを接続しておいて下さい。
ネットワーク上にDHCPサーバが設定されている前提です。
1.Raspberry Pi Configurationの設定
デフォルトのままでは、いちいちXwindowが表示されるので煩わしい。
(メモリも余計に消費してしまう)
なので、起動後はコマンドラインになるようにする。
Raspberry Pi Configurationを開く
Bootを「To Desktop」から「CLI」に変更(コマンドラインをメインで使用する)
2.コンソールの日本語表示対応
フォントのインストール
$ sudo apt-get install ttf-kochi-gothic xfonts-intl-japanese xfonts-intl-japanese-big xfonts-kaname
インストール中の表示が「■■■・・・」と表示される場合があるが、気にしない。
そのまま突き進む。
日本語入力ツールのインストール
$ sudo apt-get install uim uim-anthy
「■■■・・・?[Y/n]」と表示が出たらYを入力し、Enter。
日本語コンソールのインストール
$ sudo apt-get install jfbterm
「■■■・・・?[Y/n]」と表示が出たらYを入力し、Enter。
コンソールを日本語表示にするには下記コマンドを実行 ※再起動のたびに必要
$ jfbterm
3.ラズパイのコンフィグレーションを行う
$ sudo raspi-config
5 International location Options を選択
I2 Change Timezone を選択
アジア を選択
Tokyo を選択
Finish で終了
4.パッケージを最新にする
インストールイメージ以降にパッチやらなんやらのアップデートを適用する為に、
まずはパッケージリストの更新
$ sudo apt-get update
次にパッケージの更新(アップグレード)
$ sudo apt-get upgrade
続行しますか?[Y/n]と聞かれたらYを入力してEnter。
結構時間がかかります。今のうちにトイレ、コーヒーを済ませおいて下さい。
5.終わりに
これだけやっておけば、とりあえず実験ができそうです。コンフィグレーションなんかは
必要に応じて随時設定を行う必要が出てきますので慣れましょう。
ちなみに、どうしてもデスクトップで操作したい場合は、以下のコマンドで可能です。
$ sudo startx
RaspberryPi2なら何とか動きますが、初代バージョンでは遅くて使えません。
最近発売されたRaspberryPi3では、パワーアップされていますので、快適に使うことが出来ます。これから買われる方はぜひ「RaspberryPi3」をお勧めします。
次回はラズパイ3を紹介しようと思います。